性感染症

性感染症(STD)のご相談

性感染症のイメージ画像

性的感染症(STD)は、性的接触(性交やオーラルセックスなど)を介して感染していく疾患の総称です。

性器の腫れや痒み、排尿痛、おりものが増えるといった症状に対して思い当たる方は、お気軽にご相談下さい。

また、性感染症は本人だけでなくパートナーの診断も不可欠です。特に女性は、自覚症状が乏しい場合もあり、放置することで不妊症につながることもあります。思い当たることがあれば気兼ねなく受診してください。プライバシーに極力配慮して診察させていただきます。

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保険証を使わない自費診療の検査・治療もお選び頂けます 通院履歴が残らず、自宅や会社に届く医療費の通知にも記載はありませんので、ご家族、職場に知られることなく検査や治療が可能です。

性感染症が疑われる症状

思い当たる症状がありましたら、性感染症が疑われますのでお早めにご相談ください。

  • 性器にかゆみがある
  • 性器に「腫れ」がある
  • 性器のにおいが気になる
  • 性器に痛みがある
  • 性器に「できもの」がある
  • 性器から膿が出てくる
  • 足の付け根に「腫れ」がある
  • 時に違和感・痛みがある
など

性感染症の種類

診察でわかる性感染症

ヘルペス、コンジローマ など

尿検査でわかる性感染症(保険外診療時)

クラミジア、淋菌 など

クラミジア検査
3,300円(税込)
淋病検査
3,300円(税込)

血液検査でわかる性感染症(保険外診療時)

梅毒検査
3,300円(税込)
HIV検査
4,400円(税込)
B型肝炎検査
3,300円(税込)
C型肝炎検査
3,300円(税込)

性病検査セット(保険外診療時)

2種検査
(クラミジア、淋菌)
5,500円(税込)
4種検査
(HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎)
11,000円(税込)
6種検査(2種+4種)
16,500円(税込)
  • 保険外診療時は、別途消費税が掛かります。

クラミジア感染症

病原体はクラミジアトラコマティスで、性行為における粘膜同士の接触によって感染します。潜伏期間は、1~3週間です。

症状

男性では排尿時違和感や掻痒感が生じますが、無症状のこともあります。

診断

性器や尿道からの分泌物や尿、口腔内からの抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。

治療

抗菌薬(マクロライド系、ニューキノロン系が中心)を使います。放置すると不妊、流産・死産の原因になることがあります。

自費内服
5,500円(税込)

自費内服薬は1回のみです。受診したその日に治療が完了します。また保険証を使わないため医療費通知が届くことはなく治療可能です。

淋病

病原体は淋菌で、性行為による粘膜接触で感染します。潜伏期間は2~7日です。

症状

男性では強い排尿時痛を認め、尿道分泌物が多量で性状は黄白色、膿性です。

診断

性器、尿道からの分泌物や口腔などからの病原体分離培養、または核酸検査(PCR)で行います。

治療

抗菌薬の点滴を行います。一般に各種抗菌薬に対して耐性が強くなっている傾向が見られます。

自費点滴
5,500円(税込)

自費点滴は1回の点滴のみで治療が完了します。受診したその日に治療が終わります。また保険証を使わないため医療費通知が届くことはなく治療可能です。

梅毒

病原体は梅毒トレポネーマで、性行為による皮膚・粘膜病変部との接触により感染します。潜伏期間は、3週間程度です。
現在感染者が増加しております。

症状

感染部位(性器、口など)に赤い色の硬いしこりやただれができ、近くのリンパ節が腫れます(第1期)。その後、3~12週間くらいの間に、発熱、全身倦怠感などの全身症状と共に皮膚に様々なタイプの発疹が現れ(第2期)、さらに10~30年の間に心臓や血管、脳が冒されます(第3・4期)。

診断

病変部の病原体を顕微鏡で確認するか、血液による抗体検査で行います。

血液検査
3,300円(税込・保険外診療)

治療

抗菌薬(主にペニシリン系)を使います。放置すると第1期から2期、3・4期へと、徐々に進行します。精神異常をきたしたり、死に至ったりすることもあるほか、母子感染により、出生児が「先天梅毒」になることもあります。

性器ヘルペス感染症

病原体はヘルペスウイルスで、性行為による皮膚・粘膜病変部との接触によって感染します。潜伏期間は2~10日です。

症状

性器の強い痒み、不快感の後、水泡、びらんが生じます。

診断

病変部からのウイルス分離、抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。

治療

抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)を使います。

尖圭コンジローマ

性器に発生する一種の「いぼ」が尖圭コンジローマです。病原体はヒトパピローマウイルス(多くは6型か11型。子宮頸がんを発症しやすいのは16型、18型)で、主に性行為による皮膚・粘膜病変部との接触で感染します。潜伏期間は3週間~8ヵ月(平均約3ヵ月)です。感染していながら症状が出ないことも多いようです。

症状

腟入口部、大・小陰唇、会陰、肛門などに先のとがった鶏冠様の腫瘤が生じます。子宮の入口や腟壁にできることもあります。痛みはほとんどなく、せいぜい痒みや軽い異物感程度のものです。

診断

コンジローマが独特な形態をしているため、病変部を観察すれば、ほとんどの場合、それだけで診断がつきます。子宮の入口にできたものについては、組織を採取して、病理組織学的に診断することもあります。

治療

「ベセルナクリーム5%」という塗り薬の塗布、液体窒素を用いた凍結療法、電気メスや炭酸ガスレーザーなどによる切除を行います。塗り薬による治療では、週に3回、就寝時に塗り、翌朝洗い落とします。この方法では、治るまでに時間がかかりますが、自宅で治療を行えるメリットがあります。

HIV感染症

HIVウイルスに感染することで発症するのがHIV感染症です。HIVは、免疫の働きを助ける役割のTリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染するウイルスで、これらの細胞に同ウイルスが増殖することでヒトの体の免疫力を低下させます。やがて普段は感染しないはずの病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。このような状態になることをエイズと言います。

HIVウイルスは、性交渉でHIVを含んだ性分泌液(精液、膣分泌液)が、体の粘膜(口腔粘膜、直腸粘膜など)から吸収されることで感染します。なお、性交渉による感染以外にも、血液感染、母子感染があります。

症状

感染直後は、風邪(インフルエンザ)やウイルス感染に似た症状が現れることがあります。

検査

採血による血液検査になります。陰性であればHIV感染症の可能性はありません。

HIV血液検査
4,400円(税込・保険外診療)

治療

HIVウイルスを体内から完全に消し去ることはできませんが、薬物療法によりHIV増殖の抑制、免疫力の維持、改善がみられるようになりました。

検査料金について

※検査結果は数日~1週間程度でわかります。

尿検査

クラミジア検査
3,300円(税込)
淋病検査
3,300円(税込)
2種セット
5,500円(税込)

血液検査

梅毒検査
3,300円(税込)
HIV検査
4,400円(税込)
B型肝炎検査
3,300円(税込)
C型肝炎検査
3,300円(税込)
4種セット
11,000円(税込)

6種セット

クラミジア、淋菌、梅毒、HIV、B型、C型肝炎
16,500円(税込)

ブライダルチェックとしても検査可能です。

院長
桑原 元
診療科目
泌尿器科
住所
〒657-0838
兵庫県神戸市灘区王子町1丁目2-8
TEL
078-861-5550
アクセス
【電車をご利用の場合】
阪急神戸線 王子公園駅西口 徒歩1分
JR神戸線 灘駅 徒歩8分 バス5分
阪神 岩屋駅から灘駅まで徒歩、灘駅からはバスが便利です。
【バスをご利用の場合】
阪急バス 阪急王子公園 すぐ
神戸市営バス 100系統 阪急王子公園 すぐ
坂急バス 阪急王子公園南 徒歩1分
休診日
木曜・土曜午後・日曜・祝日
※午後診療の受付終了は18:30となります。
診療時間 日祝
9:00〜12:30
16:00〜19:00
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